地獄先生ぬ~べ~NEOの最終巻を読む。【感想/レビュー】※ネタバレ注意
地獄先生ぬーべーNEOの最終巻を買ってきました。
ブログタイトルにもある通り自分は無印版ぬ~べ~がリアルタイム世代の人間でその最終回に関しては以前レビューしました。(※)
(※)→地獄先生ぬ~べ~の最終巻(最終回)を懐かしみながら読む。※ネタバレ注意
しかし続編にあたるこの作品の最終巻はまだ未レビュー。
ならばやろうじゃないかということで、今回はこの地獄先生ぬーべーNEO17巻のレビュー&感想を書きたいと思います。
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【注意】
この先最終回に関するかなり大きなネタバレが含まれます。もし知りたくない方はブラウザバックすることを強く推奨します。
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Contents
感想&レビュー
陽神明(陽神の術のぬ~べ~)
さてまずは彼↑を眺めましょう。
そうです無印版のぬ~べ~世代の人間ならご存じ陽神明です。無印版ではぬ~べ~の生徒たちと同行することが多く彼らを守るため彼らの保護者的な精神年齢の高い発言を連発していました。
しかし今回は状況が違う。
周囲にぬーべーの生徒がいないのでわんぱくBOY的な発言が目立ちます。
子供の頃のぬーべーは霊感が強く気苦労が絶えない毎日でした。しかしもしそんなバックグラウンドがなく普通の少年として育っていればこんな風に自我を解放して生きていたのだろうか。
……などと深読みをしながらこのシーンを眺めていました。
しかしそんな折りあの懐かしいキャラたちにも出会えることに。↓
絶鬼・眠鬼・覇鬼の3兄弟
鬼の三兄弟です。
無印版のぬーべーでは文庫版の14巻で大暴れした眠鬼。そして絶鬼と覇鬼の2人もいます。以前は恐ろしい敵でしたが今回は頼もしい仲間たち。さすが努力友情勝利のジャンプの血統を引き継ぐ漫画です。
とか書いてて思い出しましたがそういえばラッキーマンとかも3兄弟だったなあ。ぬ~べ~と同時期(90年代)に連載されていたラッキーマンっていう漫画にも友情マン努力マン勝利マンっていう3兄弟がいたんですよ。
あの3兄弟も元気かなあ。
もしラッキーマンにも続編やスピンオフがあれば彼らにも出会えるかもしれない…そんなことを夢想しながらさらにぬ~べ~NEOのページをめくると…
実はゆきめも登場してます
ゆきめも登場してました。
ただゆきめ自体にも注目してしまいますがその傍らにいる天狗を見て大はしゃぎする覇鬼にも注目してしまいますね。
「そういえばこの鬼意外とチャーミングな一面をのぞかせるギャグキャラ的な面もあったっけ……」
そんな懐かしさに浸ることができました。
「天狗…雪女の仲間なのか」
「地獄先生ぬ~べ~NEO 」17巻(完)/ (ジャンプコミックス) 岡野 剛 (漫画), 真倉 翔 (原作)
と冷静に分析する絶鬼とは大違い。何の説明もなかったら外見もあまり似ていないので彼らが兄弟だと察する人はあまりいないかもしれません。
しかし俺にはわかるぞ!
となんの自慢にもならない自慢をひけらかしながら他のページも見てみます。
neoの最終巻はシリアスバトル
これは何のページでしょうか。
そうですめちゃくちゃ美女なこの人が実はめちゃくちゃ敵で何ともシリアス展開が始まりそう。そんなページです。
そしてここからさらにもうひと展開もうふた展開あってぬーべーたちとの熾烈な戦いが始まるのですが、無印版のぬ~べ~の最終巻とは全然違う展開でなかなか新鮮に感じられました。
冷静に考えればぬ~べ~は妖怪を退治するバトル漫画的な側面も若干あったので無印版もこういう最終巻になっていてもおかしくはなかったんですが、意外とそんな感じにはならなかった。
そう考えると(今回のネオの最終巻は)むしろ無印版よりもジャンプ漫画として王道な感じがしました。
……さて最後はぬーべーのコミックスではある意味定番のあれを眺めましょう。
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おわりに~おなじみのオマケマンガ~
そうです巻末のおまけ漫画です。
毎回おまけ漫画をコミックスの巻末で書いてくれているわけではありませんが割とよくこういうのを書いてくれますよね。ということで今回はぬ~べ~版の広と郷子的な役割のキャラクターたちがぬーべーを呼びに行ってるという設定のミニ漫画です。
ぬ~べ~NEOは終わったけど「ぬ~べ~S」っていう続編があるから腑抜けてたらダメだ的なことを聞かされもう一度立ち上がる。
そんな感じのシーンなんですけどこれを文章ではなくて漫画で紹介してくれるのがこの作者さんたちの心憎いところですよね。さすがに無印版の文庫版4巻の時みたいに書き下ろし漫画を2桁ページ数以上描いてくれるとかではないにしても、こういうのを描いてくれるだけで個人的には嬉しかったです。
ちなみにこの後始まった地獄先生ぬ~べ~Sは全4巻という短命で終わってしまったのですが今回のNEOと合わせて合計全21巻分も続編を書いてくれたということに感謝しつつ……
この辺で感想を終わりたいと思います。