電撃ピカチュウの1巻を懐かしみつつ読む。【感想/レビュー】
2巻と3巻は持ってるのになぜか見つけられなかった…
そんな電撃ピカチュウの一巻をついに見つけました。個人的に最も思い入れがあるのはこの1巻なので(※当時別冊コロコロで読んでいた記憶がある)、読むのがすごく楽しみです。
そんなわけで早速電撃ピカチュウ1巻のレビューと感想を書きたいと思います。
感想&レビュー
カスミ登場
カスミです。
「見りゃわかるよ」
と言われてしまいそうですが僕はこのキャラとサトシの絡みが好きでした。以前2巻をレビューした時にも書きましたがこの2人のやり取りが僕はドストライクだったんです。
そのプレリュードになりそうな、コメディータッチのこの出会い方を再度目撃できて感無量です。
ちなみに最後のコマで「飼い主」という言葉が使われていますが現在ではこのキーワードはポケモンのアニメなどでは使われないだろうと思います。(いや使うのか?)
まだポケモンに関する用語が整理されてない時代の漫画…。この辺のことも含めて懐かしく思います。
サトシとカスミの好きなやりとり
ようやく見れました。
まさに先程書いた、サトシとカスミの気の置けないやり取り。これが好きなんです。こういうやりとりをまたイチから読み直したいと思ってたんです。
ようやく彼らのギャグ感のあるほのぼのコミュニケーションを見直すことができて嬉しいなと思いつつさらに読み進めると……。
「なんですってぇ~~っ。」
電撃ピカチュウ(1)おの としひろ/原作・石原 恒和 , 田尻 智
という懐かしいセリフが飛び出しました。この「なんですって」っていうワード、昔は結構聞いた気がします。男キャラが女キャラにとって聞き捨てならないセリフを言った時に過剰な報復措置として何かをする時(この場合はグリグリ)に合わせて口にするワード。
「なんですって」。
このワードともう一度出会えて感無量です。
今日2回目の感無量が出てしまいます。
それと最後のコマの「特注品だからこれだけかかるの。」とカスミが指で指し示した携帯電話のようなアイテムの少し下あたりに「100万円の自転車」と書き文字が書いてるのが見えます。
こういうコマの外に手書きで何かが書いてある感じ…。
僕と同世代の人だったら何かを感じると思います。こういうのもよくあったなあと思いながらさらにページをめくると…。
vsカスミ
さてここからちょっとひと展開。
カスミとサトシは戦うことになります。と言ってもこれは当時ポケモン赤緑をやったことがある人なら周知の事実。ましてアニメも見ていた人ならやはりそういう展開かと納得することでしょう。
……と言いつつどんな感じでその展開に突入するのか自分は失念していました。特にこの電撃ピカチュウではどんな感じでそこに入っていくんだっけ?と思っていたので改めて読めて良かったです。
カスミの正体に気づかないサトシのおとぼけ顔となぜかおにぎりを食わせようとするというアプローチに感心してしまいます。
シリアスな時はシリアス、ギャグシーンではとことんギャグキャラ。
そんな90年代の少年主人公ど真ん中な彼に賛美を送っていると…。
はいもう決着がついてます↑。
と言っても別に一瞬で決着がついたわけではありません。めちゃくちゃ色々あってかなりサトシが追い込まれてそこで起死回生の逆転で勝利というこれまた少年漫画として王道な展開で熱かったです。
しかし僕が一番好きなのはそのシーンじゃないんです。
上図の最後のコマのように「実はサトシのことが好きなんじゃないか」とカスミが追求されて照れるシーン。こういうシーンが一番好きなんです。このラブコメ的な要素が電撃ピカチュウの中で好きでした、という話を散々2巻のレビューを書いた時にも書いてしまいましたがまた書いてしまいました。
謝罪の言葉も見つかりません。
しかしなんか良くないですかこの2人の関係。僕は良くなくもないと思ってまんざらでもない顔で読んでしまいます。
なので延々この話をしてしまいかねないので別のページを読むことにしました。
サトシの夢
出ました。
主人公にとって都合のいい夢を見ている的なシーンです。
「何が『出ました』だ。俺はこんなシーン見たことないぞ!」
という方はじゃじゃ馬グルーミンアップの1巻のレビューとかI”S<アイズ>の1巻のレビューを読んでください。↓
・「じゃじゃ馬グルーミンUP!」1巻を懐かしみながら読む。【感想/レビュー】
・ 」1巻を懐かしみながら読む。【感想/レビュー】”>桂正和先生の「I”S<アイズ> 」1巻を懐かしみながら読む。【感想/レビュー】
主人公にとって都合のいい夢(もしくは妄想)を見る。そしてその夢の内容は自分がいいなと思っている女性に都合よく言い寄られる内容の夢…。
そういうシーンがあるのは90年代の少年漫画の王道なんだ。そしてその夢から目覚めたら夢の中に出てきた女性とはかけ離れた存在に起こされることになるというのも割とあるんだ(毎回ではない)。
そんな僕のけたたましい心の叫びを再度吐露することになろうとは。
ピッピよ、サトシよ、そしてとんでもない扮装を繰り広げているオーキド博士よありがとう。
ナツメ登場
さて最後はナツメに照れるサトシでも眺めませんか。
僕はそうします。
ご覧の通りナツメはなかなかに美女であり僕たち読者もその美しさに赤面していると同時にサトシもやはり照れています。
共感できる主人公こそ少年漫画の主人公の王道!
みたいなことを語りたいわけではありません。ナツメきれいだなあサトシの気持ちわかるなあということをダラダラと喋りたい…そんな欲望に駆られているだけです。
なのでサラッと合流したタケシの存在を忘れそうになりますが、しかしそんなタケシも重要な存在。2巻のレビューにも書いた通り彼がいるからこそ栗は茹で上がるのです。
「栗?茹で上がる?最後に何をわけのわからないことを言っているんだ」
この記事を読んでいる人をそんな感じで困惑させてしまったかもしれないので、強引にまとめに入りたいと思います。
電撃!ピカチュウ 1?ポケットモンスターアニメコミックス (てんとう虫コミックススペシャル ポケットモンスターアニメコミック) |
おわりに
ということで電撃ピカチュウ1巻のレビューと感想はこれで終わりです。
個人的には他にも色々話したいことがありました。
・ニビシティのタケシ戦のスピーディーすぎる展開
・カスミ戦で具体的にサトシはどう追い込まれてどんなポケモンで起死回生の逆転をしたのか
・ライバルのシゲルがやたらイケメンでかっこいい
・ナツメに関わるシリアス展開
…………などなどめちゃくちゃ感想を書きたいことがありました。
ただ引用の範疇を超えてしまいそうなのが怖いので書くのを泣く泣く断念しました。是非僕と同世代の方は電撃ピカチュウ1巻を死に物狂いで探していただきたい所存でございます。
(なんとか電子化していただけないだろうか…。できれば最終巻まで。)
余談
趣味でポケモン風楽曲を作りました。
と言ってもパクリにならないように、音源を変えたりコード進行を変化させたりしてオリジナリティを出しています。ちなみにもうこれ系の曲を4曲も作ってます。