やわらか忍法SOS(帯ひろ志)の最終巻(最終回)を読む。【感想/レビュー】※ネタバレ注意

「やわらか忍法SOS 3巻」(完)
作・帯ひろ志(eBookJapan Plus)※電子書籍版(元々は講談社のボンボンコミックスで発売されたもの)。画面に向かって大きく手を広げているアヤメと、ぼんやり見たらカエルに
見えなくもない快太が印象的な表紙

「やわらか忍法 SOS」 の3巻を買いました。

漫画の最終巻をレビューする時はどうしても最終話を中心にレビューしてしまいがち。

今回もそんな感じの構成になってしまいました。

本当は他にも色々引用して感想を書きたい話(エピソード)もあったのですが、お許しください。

それではレビューを開始します。

※以降、最終回に関する重要なネタバレがあるので注意してください

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※このページの画像はすべて本書からの引用です

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感想&レビュー

打ち切り…?

↑最終回の扉絵

修行二十二

と左上に書いてます。


全22回ということは、がんばれゴエモンと違ってかなり短命で終わったんだな…と感じつつも、2年くらいは持ちこたえてたことが伺えます。

・扉絵画像では元気いっぱいに逆立ちしてますが、まさにその絵を象徴するようにワンパクな快太。(画像下段・中央左)
・同じく扉絵で分かる通りがんばれゴエモンのヤエちゃん並みにプロポーション抜群で魅力的なアヤメ(画像下段・中央右)

この二人がメインのお話だったんですがそれこそゴエモンの時みたいな明るく楽しいギャグコメディだったのでヒットしなかった理由がわかりません。

かくいう僕は…

この3巻連載当時はすでにボンボン卒業済み→ジャンプ読者だったため、フラットに小学生読者としての評価はできませんが、当時のボンボン読者はどうして受け入れられなかったんだろうと不思議に思います。

と前置きしつついよいよ最終回を読んでいきます。

アヤメと敵襲

↑アヤメが敵襲に立ち向かうシーン

最終回序盤、アヤメが敵襲に立ち向かってゆくシーンです。

「快太と姫さまは命にかえても守る!!」

と集中線に囲まれながら決意をぶち上げるアヤメのなんと勇ましいことか。敵を迎え撃つにはいささか薄着な気もしますが大丈夫。なぜか膝だけはサポーター的な物で防備できています。

ところで

「あれっ、快太は?」 

と思うでしょうが実は快太は姫との結婚のためこの場を離れています。なのでアヤメは快太不在で敵の脅威に立ち向かっているのです。おそらくもう快太が帰ってくることはないだろう―――それを分かりつつアヤメは戦う、そんなシーンなのです。

そしてこの後の展開は…。

もちろん、そうです。おそらく読者全員の想像通りです。

「やっぱり少年漫画だから、あんな感じの展開が待ち受けてくれてるんだよね?」

そんな期待に応える、待望のシーンが幕を開けます。

やっぱ帰ってくる快太

↑敵に捕まってしまったアヤメ。
しかしそんなアヤメを(帰ってこないはずの)快太が助けに来た、というシーン

アヤメ助けに来たぜ!!」

と言って快太が助けに来ました。

やっぱり!!以外の感想がありません。しかしこれでいいんです。ていうかこれがいいんです。これこそまさに少年漫画。ここで見捨てて逃げて主人公だけ平和に暮らしました的なカオスな展開も面白いかもしれません。しかしそれをやらない。

まっとうにベタをやる。

これこそが故・帯ひろ志先生の生き様。
しかと読み届けさせて頂きました。

1コマ目の登場シーン背後でほほ笑む姫様の笑顔にまったりと癒されつつ、ラスゴマ(最後のコマ)であっさり捕まってしまう快太も堪能できる。そんな盛りだくさんな内容におなかいっぱいです。

と思っていましたがさらに展開が待っていました。

主人公…覚醒!

↑結局快太も捕まってしまうが起死回生!本領を発揮し見事敵を蹴散らす

まさかここまで少年漫画してくれるとは。

読者が「えっお前ってそんなに強かったっけ」と思うぐらいの力を解放し見事敵に打ち勝ちました。

「2コマ目でオーラみたいなやつをまとってるし、快太は超サイヤ人??」

「いや最後爆発してるし、ボンバーマンのような能力に目覚めた??」

憶測が憶測、謎が謎を呼ぶ展開。

そう、実は快太が敵に勝てた理由にはある秘密があったのです。
帯先生らしいと言うか、児童漫画らしいと言うか。そんな感じのいい意味でくだらねーと思ってしまうような事実(というかオチ)が待ち受けていました。

そのオチに関してはあなた自身が古本屋やネットで3巻を見つけて確かめてください。

※ちなみにオーラとか爆発とか、全然オチとは関係ありませんでした

おわりに

さて冒頭で書いたとおり、レビューしたシーンはこの漫画(やわらか忍法sos3巻)
ごく一部に過ぎません。

本当はいろいろヘンテコなキャラが乱立していて楽しかったのでその辺も触れたかったのですが、これ以上は引用しすぎになってしまうのでやめました。

口惜しさに歯を噛みしめながら筆を置きたいと思います。