ショッキングBOY ORIGINAL(作・雨宮淳)を読んでみる。【感想/レビュー】

1995~1996年に連載された「ショッキングBOY ORIGINAL」作・雨宮淳(集英社)※このページで引用している画像はすべて本書からのものです

「ショッキングボーイ オリジナル」を入手しました。なぜこれを入手したかと言うと僕と同世代の人が書いていたブログ(かツイッター)か何かで、

「これが◯の目覚めだった」

みたいなことが書かれていたのをだいぶ前に目撃したことがあったからです。「僕もこの人と同世代だと思うけどこの漫画 知らないなーでもちょっと興味あるなー」と思いずっと探していたんですがようやく入手できました。

ということで ショッキングボーイ 読んでみたいと思います。

感想&レビュー

大体のあらすじ

↑巻末収録・読み切り版「ショッキングBOY」から引用。主人公は夢で現れた運命の相手を探すため奔走する ※ブログに掲載するにあたり3か所(下着部分)をモザイク加工していますが元の絵に加工はありません

さてまずは大体のあらすじについて説明します。

「夢の中で現れた運命の相手を探す。探さないとやばいことになるから絶対探さなきゃいけない」

一言で言うとそんなストーリーです。
※ちなみにこの漫画には読み切り版と連載版があるんですが両方ともそんな感じのストーリーです。

なるほどとても奥深いストーリーだなあ……。そう感心したいところですがサービスカットの絵のインパクトがすごすぎてなかなかストーリーが頭に入ってきません。

なるほどこういう感じの絵で目覚めちゃう人がいたわけだなと得心しつつさらに他のページも読むと…。



女の子とToLoveる

※ブログに掲載するにあたり上画像1~2コマ目(下着部分)をモザイク加工していますが元の絵に加工はありません

(連載版の)冒頭、主人公がヒロインとぶつかってました。

いや、ぶつかるだけじゃない。ToLoveるみたいな展開になってました(主に女の子のポージングがそう感じます)。主人公が道を歩いていて女の子とぶつかる的な展開は大昔の漫画からあったと思いますが、それに加えてサービスカット的な要素まで含まれるというのはザ少年漫画という感じがしますね。

ただ90年代の少年漫画にしては主人公が少し前衛的なのがちょっと意外です。

「「前衛的」ってなんだよ」

と疑問に思うかもしれませんが、90年代の少年漫画では主人公がサービスカット的なシーンに出くわした時になんか照れちゃって委縮するみたいなリアクションを取ることが多いんですよ。

※その一例が載ってる過去のレビュー記事

桂正和先生の「I”S<アイズ> 」1巻を懐かしみながら読む。【感想/レビュー】

「じゃじゃ馬グルーミンUP!」1巻を懐かしみながら読む。【感想/レビュー】


なのでサービスカット的な出来事に出くわした時に、素直に「ラッキー!」みたいなリアクションを取る主人公(=前のめりな主人公)が逆に新鮮に感じました。

ちなみにこのヒロインは…↓

気が強い系ヒロイン・栗原夏美

※ブログに掲載するにあたり上画像の一部(下着部分)をモザイク加工していますが元の絵に加工はありません

このヒロインは主人公の幼なじみ「栗原夏美」。

そう、上の画像でわかる通りちょっと気の強い系ヒロインです。

「何があったかわからないけど何もそこまでしなくても…。」

主人公を蹴り上げるさまを見て今どきの若人ならそう感じるかもしれません。しかし僕はこのシーンを見て「そうそう、このぐらいの時期ってアグレッシブな女性ヒロインが多かったなあ」と懐かしく感じました。

ところで…。

昔はだいたいどの漫画でも男勝りなヒロインというのは1枠はありましたよね。何だったらその子がメインヒロインぐらいなものも珍しくなくこの漫画もまさにそうだったんだなと感じました。なんとなく僕のイメージ(統計は取ってない)だともっと昔(60~70年代とか)のマンガだと清楚で古風な女の子が多いんじゃないかと思ってるんですがどうなんでしょう。

などと思いつつ別のページを読むと少しサプライズが。↓

スキー場でも…

↑スキー場で主人公が新たなヒロイン?と出くわすシーン

またしてもToLoveる的な展開です。

相手が栗原とは別のヒロイン、別の状況とはいえデジャヴかと思いましたよ。でもやっぱりこんな感じで突然女の子とぶつかるって言うシーンはインパクトがあるので出会いを印象づけることに成功しているっぽいですよね。現に僕自身もこのページを読んでまんまとツッコんでしまっていますし。

作者の手のひらの中で踊らせれまくっているなと思いつつそろそろ締めです。

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おわりに

さて最後に一言。

実はこのショッキングボーイという漫画、FF7リメイクもびっくりの三部作っぽいです。

・ショッキングボーイオリジナル

・ショッキングボーイ

・ショッキングボーイEX

時系列で言うとこんな感じの順番で連載されていたらしいです。(※今回レビューしたのはその一番最初の連載作をまとめたショッキングボーイオリジナルという本)このショッキングボーイオリジナルもこの一冊だけで一応のエンディングを迎えてはいるのですが続編があるのならば手に入れたい。

……そんな気持ちが湧き上がっていたので何とか入手し再度レビューしたいです。

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