「ボンボン坂高校演劇部 アンコ-ル」とオリジナル版のキャラの画像を並べて比較してみる。/【 感想&レビュー】
今更ながら「ボンボン坂高校演劇部アンコール」を読みました。この作品は1995年に終了した「ボンボン坂高校演劇部」の後日談として描かれた作品です。
連載が終了してから6年後に描かれた作品なので、メインキャラたちの姿形が若干変わっています。
どれくらい変わっているのか、ちょっと比較してみたいと思います。
なぜこんなことをやるかというと、ただ僕が個人的にやりたかったからです。
※このページで引用している画像はすべて「ボンボン坂高校演劇部 文庫版 8巻(完)」からの引用です
【2022 02/11追記】
「じゃじゃ馬グルーミンUP」でもやってみました
→●「じゃじゃ馬グルーミンUP」のキャラ画像を初期・後期で並べて、比較してみる。
連載時と比較① 日比野真琴
ちょうど都合よくおんなじアングルの画像が見つかりました。明らかに前髪の描き方が変わってますね。【右】の連載時は髪の束がいくつか房みたいになって垂れ下がっていますが、【左】のアンコール版ではよりバラバラになっている。
ただ顔面に関しては…これは不思議ですね。過去の真琴と現在の真琴で明らかに違いを感じるのに、いざ各パーツをつぶさに見ていっても、意外とそこまで描き方は変わっていない。
(目はより丸みを帯びているけど)
なのになぜ全体を俯瞰で見るとこんなに別人のように見えるのか…。
…ああ、いやわかった。わかったぞ。鼻頭と鼻筋がよりしっかり描かれるようになったんですね。かつ、顎が短くなっている。
「ボンボン坂」のキャラは顎が長く、口の位置が顔の中心に近いキャラが多かったのですが、アンコール版では口の位置が下がり顎が短くなっていますね。
顔のパーツの位置の違いでここまで印象が変わるんだなあ…となかなか興味深いです。
連載時と比較② 順菜正太郎
【右】=連載時の正太郎(1995)
正太郎君も同様ですね。顎が短くなってます。
そしてやはり鼻筋もしっかり描かれています。そのおかげでアンコール版(左)のほうがよりりりしくなっている気がしますね。対して連載版(右)のほうはやや中性的というか髪型を変えてまつげを足せば女性キャラにさえ変貌しそうな気がします。
イケメンなのは旧も新も共通。連載時も何人かの女子に言い寄られていましたが、それも納得のルックスです。
では裏主人公・部長さんはというと…。
相変わらずの部長さん
部長さんはあんまり変わっていませんね。というか変化したところがなさ過ぎて、比較さえしていません。でもやっぱり部長さんはこのままがいいですね。
「エクトプラズムを吐く」という人智を超えた能力を持っているのも相変わらずで、「人間やろうと思えば何でもできる」という、希望に満ちた光を与えてくれます。
リサちゃんも変わらず
リサちゃんも全然変わっていませんね。というか「アンコール」内ではシリアス顔が無かったので、比較ができませんでした。こういうコミカルなデフォルメ調もいいんですが、リアル路線で描かれた「リメイク版の観月リサ」も見たかったなあ。
…で、ナルシスもこんな感じのギャグ調しか無いかというとそうでもなく…
より美麗になったナルシス
こんな感じでより美麗になってました。ということで最後はこのリメイク・ナルシスを見ながらお別れしましょう。
くるくる回転した後にピタッと止まる仕草は元来持っている特技で今作でも披露してくださいました。
白き貴公子ナルシスです
そのおなじみのあいさつにより信ぴょう性が加わっていることに若干の感動を覚えつつ、今日はこの辺で。
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