ゲームクリエイターインタビュー漫画・「若ゲのいたり」の感想。
ゲームクリエイターのインタビューを読むのが好き。
そんなニッチな趣味を持っているのでこの漫画を買ってみました。その名も「若ゲのいたり ゲームクリエイターの青春」。
漫画家の田中圭一さんがゲームクリエイターの人たちにインタビューしている様をそのままエッセイ漫画風にしたものです。
ということでこの本の感想とレビューを書きたいと思います。
感想&レビュー
目次
まずは目次です。
個人的にワクワクするようなタイトルが並んでます。冒頭のファイナルファンタジー7は当然としてぷよぷよとかまさに自分が小中学生時代にダイレクトに目の当たりにしたゲームたちが出揃っています。
これらのクリエイターの人たちにインタビューした漫画…。
早速中身を見てみましょう。
太陽のしっぽ
「太陽のしっぽ」に携わった人のインタビューページです。(※アクアノートの休日のクリエイターでもある)
懐かしいですね。
なんだそのゲーム?と思われるかもしれませんがこれは今で言うオープンワールド風のゲームです。プレイヤーは広い空間を与えられその空間の中で好きにやってくださいみたいなゲームです。(主人公は原始人みたいなキャラデザ。)
……と偉そうに語ってしまいましたが実は当時リアルタイムではやってませんでした。
後に大人になってからハードオフで中古のそれを買い遅ればせながらやってみたのですがこういう攻めたゲームデザインのゲームはPS1の時代にはたくさんあったなと感慨深くプレイしました。
そしてそのゲームのクリエイターの人に対するインタビュー…。
「今の異端が未来のスタンダードになる」
というこれまた攻めた発言になかなか感嘆としました。未来にオープンワールド風のゲームが流行ることを予見していたんじゃないか?という妄想が広がるのは僕だけでしょうか的なことを言いたくなってしまいます。
他の気になったページも見てみます。↓
プリンセスメーカー
プリンセスメーカーに携わった人のインタビューページです。
個人的には育成シミュレーションとか恋愛シミュレーションというジャンルはときめきメモリアルとかたまごっちを連想してしまいます。
しかしそれより先んじてコンシューマ機でそういった取り組みをしていた人たちがいたんだなとこれまた感嘆としてしまいます。
「お前はよく感嘆とするなあ」
ともう一人の自分に呆れられながらもこの文章を執筆していますが、このブログでは以前こういう記事を書いていたので↓、色々と思うことがありました。
・20年ぶりにポケットピカチュウをやってみる。(&電池の交換方法/対応電池) 【感想&レビュー】
「もしかしたらプリンセスメーカーがなければこういった電子LSI的な育成ゲームも生まれなかったのかもしれない」とか「多くの育成シミュレーションに影響を与えた祖なのでは?」とか考えながら読むのが楽しかったです。
おわりに
といったところで本書の感想は終わりです。
冒頭で紹介した通り他にも何々や何々などのゲームのクリエイターさんの話が聞けたりもするので、僕と同世代の方は書店なので見かけたら是非チェックしてみてください。
的な感じで終わりたいと思います。
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