疾風ウルトラ忍法帖1巻(御童カズヒコ)を読む。【感想/レビュー】
疾風ウルトラ忍法帖。
小学校低学年の頃に熟読していた記憶があります。
期せずして古本屋でゲットできました。
今日はこの漫画を懐かしみながらレビューしたいと思います。
※本書で引用している画像は全て「疾風ウルトラ忍法帖」1巻(作・御童カズヒコ/講談社)からのものです。
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感想&レビュー
オープニング
完全に忘れてました。
そういえば確かにこんなストーリーでした。
冒頭で書いたとおり僕がこの作品に出会ったのは小学校1・2年生の頃。この作品この絵柄に関してははっきりと覚えていたんですが、内容に関しては失念していたのです。
しかし今はっきりとわかりました。
これは勧善懲悪のシンプルストーリーだったんですね。
さてあらすじがつかめたところで、さらにページをめくると…。
ウルトラマンと将軍
懐かしいキャラと出くわしました。
そうですこのキャラこそウルトラマン。ウルトラマンなのになぜか忍者。そういう複雑怪奇な要素を持ったこのセンス。
時を超えて今また出会えました。
当時帯ひろ志先生のがんばれゴエモンも好きだったんですが、あの頃は忍者とか侍が好きだったのかなあ…?だからこの漫画を好んで読んでいたんだろうか。
それと話は変わりますが、
「えへへのへ」
と言って笑ってる時のニヤついた目とかすごく懐かしいです。30年ぐらい時間が経ってるのに未だに思い出せる…。
ちなみにこのキャラクターの役目はと言うと…
どうやら殿を守ることのようです。
ウルトラマンとか将軍とかキャラクター一人一人の顔は覚えてるんですがそれぞれの役割に関してはすっぱり忘れてました。
単純に忍者の姿のウルトラマンがギャグをやってるような記憶しかなかったんですが、ちゃんと一本の縦軸のある漫画だったんですね。
毒味
ところで、このページを読んだ時びっくりしました。
封印していた記憶が蘇ったんですよ。
「あーそういえば俺この漫画のこのページを読んで『毒味』っていう言葉を覚えたんだ」
って。
小学校の教科書に載ってないですからね。毒味の意味とか…。日本人の識字率が高い理由の一つとして漫画の普及もあるような気がします。
などと真面目なことを言いつつもさらにページを読み進めると…。
メフィラス
さらに懐かしいキャラと再会できました。
確かにこんなキャラいたなあと呟いてしまいます。冥府羅州(メフィラス)。ヤンキーの当て字っぽい名前ですね。
しかしこの漢字だらけの名前が世界観を形作ることに一役買ってるような気がします。
ところで
「人間どもに食わせてたまるものか」
っていうセリフがありますけど、ウルトラマンたちのことでしょうか?
だとしたらウルトラマンたちは人間扱いなんでしょうか。
それとも別の人間たちのことを指しているのでしょうか。この辺の謎はいつか解明できるのか否かまったく不明瞭です。
おわりに~必殺技炸裂!~
さて最後は必殺技を眺めて終わりましょう。
この技もめちゃくちゃ記憶に残ってます。原作にもあるんでしょうか。
僕のウルトラマンの知識はほぼこのウルトラ忍法帖からのものしかありません。オリジナル版のウルトラマンに関しては全く履修していないのです。
なのでこの技も原作にもあるんじゃないかと勝手に思っています。
(※実際に検索してみたらオリジナル版にも存在しました)
ちなみにこの漫画は、以前レビューした「ロックマン7」(作・池原しげと)と同じように次々と敵キャラが出てきて戦う系の漫画なんですが、やっぱり想像通りこっちのほうがギャグ描写が強めですね。向こうは基本シリアスなので、新鮮に感じました。
そんな独り言をつぶやきつつ今日はここまで。
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