ラッキーマンの最終巻(最終回)を読む。【感想/レビュー】※ネタバレ注意
ラッキーマンの最終巻を入手しました。
この漫画も以前レビューしたボンボン坂高校演劇部やターちゃん同様、小学生の頃すごく楽しみに読んでいた漫画です。
しかし最終巻については未読だったので読んでみました。
本書のごくごく一部ですが引用しつつ、ラッキーマンの最終巻の感想を書きたいと思います。
※注意!
ここから先は最終回にかかわる重大なネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない方はこのページから離脱することをお勧めします。
また一部、「魔女っ娘ビビアン」という漫画のラストにかかわるネタバレも含まれるのでその漫画のネタバレを踏みたくない方もご注意ください。
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感想&レビュー
悩むラッキーマン(最終回直前)
上の画像は最終回より少し前のシーンからの引用です。
ラッキーマンは全てを手に入れました。それは彼にとってあまりあるとんでもなく壮大な地位や肩書です。僕は当時はこの展開を一切知らなかったのでもうこの時点でびっくりしました。
「ここまで登りつめていたのか!」
みたいな。
………しかしそんな素晴らしい肩書きを手に入れたラッキーマンですが彼が本当に望んでいたことは別のものだったというすごく切ないシーンを垣間見て、37歳の僕は少し切ない気持ちになりました。
もちろんラッキーマンのようなとんでもない肩書きを手に入れたことはありませんが、しかし辿り着いた人生の先が自分にとって本当に望むものではなかったかもしれないという思い……それになんだか少し共感してしまったのです。
やっぱり大場つぐみさん、じゃなかったガモウひろしさんはすごいなあ。
深い話を書くなあ…なんて思いながら読み進めると……↓
かっこいいぜ、元祖(?)ラッキーマン…
これはまた別のシーンからの引用です。
なんだかんだいってラッキーマンは今の自分の地位や肩書を捨て本当の自分…追手内洋一としての人生を選んだのです。そんな彼にはなむけの言葉を送る元祖(?)ラッキーマン。
これは初期のラッキーマンを読んだことがある人ほどグッとくると思います。というか「ラッキーマン」(という作品)は、僕の記憶が確かなら追手内洋一の姿になる事が中盤以降はほとんどなかったんですよね。等身大の自分に戻った彼が元祖ラッキーマンと向き合ってこんな真剣な話をしている…それだけでも胸にくる思いがあります。
「頑張ってみっちゃんのハートを射止めてみろ」
というような話をしているのでこれは最終回はみっちゃんと洋一とのラブコメ展開かな、なんて予想しながら最終回を読むと…。
最終回~第1話のオマージュ~
実は最終回は個人的にかなり予想外な展開でした。
元祖ラッキーマンのアドバイスを受けてみっちゃんと結ばれる、…そんな展開を予想していたのですがここでどんでん返し。
さすが大場…じゃなかったガモウさんは最後まで楽しませてくれますね。僕の浅はかな想像を裏切るような、第一話のオマージュを思わせる展開。
・ピンチのみっちゃん
・死んでしまう追手内洋一
・助けに来てくれる元祖ラッキーマン
………ときたらやっぱりあの展開しかないでしょう!
ということでこの先はみなまで語りませんが、なかなか素晴らしいラストシーンでした。
ただこの最終回自体には僕は全く不満はないしむしろ良かったと思うんですが、洋一が勇気を出してみっちゃんに告白して付き合うみたいな展開もちょっと見たかったなー。こういう「前回の伏線を裏切るような展開」もいいんですがベタな展開も大好きなので…。
でもそれは魔女っ娘ビビアンの最終回で見たからいいか、と思いつつ最後のまとめです。
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おわりに
ラッキーマンの最終巻のごくごく一部を引用して感想を語りました。
これは毎回漫画のレビュー時に言ってる事なんですが正直もっと語りたいことがありましたっていう話をしたいです。今回のラッキーマンについても最終巻では本当にいろんなキャラクターが出てきてカオスな楽しさもあったので。
だから本当はこの巻の他のエピソードについても感想を語りたい、っていうのが何ヵ所もあったんです。
でもこれも何度も言っていることですが、やはり引用の範疇を超えてしまうのでそんなにたくさん画像を引用することはできないんですよね。
なので僕と同世代で当時ラッキーマンが好きだった人は是非どこかで見つけたら読んでみて下さい。
それでは。