がんばれゴエモンきらきら道中の2巻(帯ひろ志)を読む。【感想/レビュー】

「がんばれゴエモン きらきら道中~僕がダンサーになった理由~」(2)/作・帯ひろ志/ボンボンコミックス。 主人公・ゴエモンとライバルが宇宙空間でバチバチに視線を絡めあわせてます。

以前何度かゴエモンのマンガの感想記事を書いてきました。

今回はきらきら道中編の2巻の感想を書きたいと思います。

【24年2月1日追記】過去のゴエモンシリーズが電子書籍化されました!

今まで帯ひろ志先生のマンガ版ゴエモンは長らく「ゆき姫救出絵巻」以外は電子化されていませんでしたが、(このページでレビューしている「がんばれゴエモン きらきら道中~僕がダンサーになった理由~」2巻」を含め)過去のマンガ版ゴエモンがkindleで配信されるようになりました。

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感想&レビュー

真剣白刃取りゲーム

↑真上から降ってくるボスを真剣白羽取りの要領で受け止めるというシーン。
スーファミのゲーム内でもこういったシーンがありました

さていきなりピックアップしたのはこのシーン。

おそらく覚えてない人は全く覚えていないであろうシーンだと思います。

正直取り上げるほどのものではないのかもしれません。

「じゃあ何でピックアップしたんだよ」

と思われると思いますがこれには理由があります。

このきらきら道中編はスーパーファミコンで発売された同名のタイトルのゲームを参考にしています。

ゲーム内でミニゲーム的な感じで敵とバトルすることがあるんですが、そこで行う真剣白刃取りゲームーーーあれが漫画内で再現されたのがこのページなんです。

「それがなんだ」

と言われればそれまでなんですが、当時小学生だった僕としては巨大メカ(ゴエモンインパクト)の脳天に敵が大剣を振り下ろすというシュールなミニゲームは強く記憶に残っているので、それが再現されたこのページを取り上げさせていただきました。

ご清聴ありがとうございます。

謎のイケメン対決

↑男前なボスセップク丸とイケメン化したゴエモン

さて続いて取り上げたのはこのページ。

いつもの悪い癖でイケメン化したゴエモン。
そのゴエモンと相対する今巻のボスセップク丸です。

「まあこれが本来のオイラってことかな」

と語っているので

「あれ、元からゴエモンってこんな感じの風貌だったっけ?」

と記憶が四散してしまいそうですが、そんな時は冒頭ですでに紹介した4頭身のゴエモンを眺めてみてください。

失われたすべてを取り戻せるはずです。



今巻のヤエちゃん

↑花嫁姿のヤエちゃん

さてゴエモンは見飽きましたか。

そんなあなたにお届けするのは純白のウエディングドレスに身を包んだヤエちゃんです。

今この画像を見ているあなた同様、ゴエモンがよだれを垂らしてしまうのも仕方ありません。
なぜならゴエモンは本心ではおみっちゃんよりヤエちゃんと結婚したいと思っているでしょうから。

我々読者とゴエモンの心境はシンクロしています。

↑セップク丸に誉めちぎられ紅潮するヤエちゃん

当然のことながら敵からも賞賛されています。

彼女は我々日本が誇る国宝なのでしょう。
長い歴史の中で彼女ほど輝かしい後光を秘めた人間はいない。
その事実がまざまざと明らかになるほど彼女の輝きが太平洋全てに放たれているのです。

僕は一体何を言ってるんですか?

オマケマンガ~エビス丸のからくり迷路~

さて訳の分からない事になってきたのでおまけ漫画でも眺めましょう。

この漫画はこの巻の最後に収録されているエビス丸が主役の漫画です。

このマンガにも原作となるゲームがあります。

「からくり迷路」

というボードゲームみたいなやつです。

僕はそのゲームを一切やったことがないので何の感情も湧き起こりはしませんでした。
これはまったく作者に罪はありません。全て僕のせいです。僕が滝に打たれ、邪念を殲滅するべきなのです。

この漫画は、何も悪くありません。

おわりに~結局主役登場!~

さてもっとわけのわからないことになってきたのでそろそろ話を締めたいと思います。

最後は、結局エビス丸が主役のゲームなのに最終的にはゴエモンが登場してしまうといった感じのページを見てお別れです。

この時のエビス丸の心境を思うと僕は涙が止まりません。
しかしゴエモンを心底寵愛している彼にとっては、むしろこれこそ彼が望んだ「ゴール」なのかもしれません。

それではまた。