江戸っ子イケメンパラダイス/がんばれゴエモン3 3巻を読む。【感想&レビュー】

↑がんばれゴエモン3獅子重禄兵衛のからくり卍固め(3)kindle版/帯ひろ志 (著)/講談社 ※このページの画像はすべて同書からの引用です

電子版のゴエモンを買ってみました。

以前いくつものゴエモンレビューをしてきましたがそれらはすべて紙版。ほうぼう探し回りようやく入手したものばかりでした。

しかし今回は違う!

文明の利器「ダウンロード」で獲得したそれを読みたいと思います。

ということで、「がんばれゴエモン3獅子重禄兵衛のからくり卍固め 3巻(電子版)」の感想です。

レビュー&感想

目次

目次はこのようになっています。

めちゃくちゃ今さらですが「ステージ」の表記が「すてえじ」になってるのがなんかいいですね。ゴエモンはゲームでもそうですがカタカナ言葉を無理やりひらがなに直してたりするのですが、それが独自の世界観を生んでる感があってなんか好きです。

ということでいよいよ中身を読みます。↓

イケメンゴエ

ド定番。

ゴエモンがイケメン化する逃れが今巻でも活きています。以前にも<※>何度かギャグシーンでゴエモンが急にイケメン顔に変貌するという流れがありましたが、今巻でもそれら無謀をいかんなく発揮していて読んでいてニヤけてしまいました。

<※>懐かしのコリュウタとゆき姫が再登場し、物語に絡む/がんばれゴエモンネオ桃山幕府のおどり(帯ひろ志)【感想&レビュー】

集中線だけでなく稲妻のエフェクトまでかけて叫ぶセリフじゃないだろ!と思わずツッコまずにはいられない。そんな午後のひとときを過ごしていると…。↓

イケサスケとイケエビス

なんとゴエモン以外のキャラもイケメン化する流れが。

サスケがたまご型の美男子になっているのが個人的に笑いました。エビスに至ってはパーツ全部整形してない?と思うほどの別人度の高さに感服してしまいます。

それと割と細かいとこですが3コマ目でゴエモンが静かに指をさすシーンもいいですね。

「いったいどこに指をさしてるんだ?(何を見せたいんだ?)」

という一瞬の間があった後の最後のコマ。この流れが大好きです。

しかし今巻のイケメン化の流れはパーティメンバーのみにとどまりません。↓

まさかのあいつも…

↑獅子重禄兵衛が驚嘆する先には…

まさかゴエモンインパクトまで…。

のちに「きらきら道中編」で、インパクトはただのロボットじゃなく宇宙人だというのが判明するのでイケメン化の波が彼にも押し寄せること自体は不思議ではありません。しかしいざこのようにその現実が可視化されると自分も驚きを隠せませんでした。

本来素の状態ならもっともイケメンといっても差し支えない重禄兵衛でさえこんなファニーフェイスになってしまう異常事態…。

美の価値基準が逆転するという脅威を漫然と見せつけられた気がします。

真のラスボス

↑ゲーム版同様、マンガ版でも登場する「カブキフォーエバー」。果たして彼とのバトルの結末は…?

お待たせしました。

最後はこのキャラクターを見ながらお別れしましょう。(当時ゲーム版をやっていた人ならご存じの)隠しボス「カブキフォーエバー」です。「まねきねこ」というライフゲージの最大値を上昇させるアイテムを集めたものにだけ許された隠しイベント。そこ(そのイベント)に出でたるボスが彼です。

90年代当時は「特定の条件」を満たしたら隠しエンディングや隠しイベントが見れるゲームが流行りましたね。

・そのゲーム自体のクリア率を「100%」にする

特殊なアイテムをコンプリートする(※星のカービィ2の「虹のしずく」、ゴエモン3の「まねきねこ」など)

これらの特殊な条件を満たすと、ゲームクリエイターがひそかに用意したヒミツのイベントに遭遇することが良くありました。

ネットも普及していない当時は攻略本や己(おのれ)のカンを頼りにそれらをさがし集めたりしていたことを思い出し懐かしく感じます。

そう。カブキフォーエバーのメカニカルな風貌を見ると…。そのようなことを思い出してしまうのです。

果たしてゴエモンたちは彼に打ち勝つことができるのでしょうか。そしてカブキフォーエバーもイケメン化してしまうのか?(しない)それはあなたがゴエモン3の3巻を読んで確かめてください。

といったところで今日はここまで。

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