眠鬼が巻き起こす波乱の「パンツ回」収録/地獄先生ぬ~べ~文庫版18巻を読む。【感想&レビュー】
ぬーべーの18巻(文庫版)をゲットしました。
眠鬼が燦然と輝く表紙を眺めつつ「おそらくこの巻があの伝説回が収録されたやつだろう」と思いつつレジに向かい購入。
早速レビュー&感想を書きたいと思います。
Contents
感想&レビュー
やりたい放題なパンツ回
※一応念のために断りを入れておくと 全年齢対象の漫画になります
やばくないですか?
てかこんなにすごかったっけ?
記憶より3倍ぐらいアバンギャルドなシーンですね。
これは眠鬼という鬼がぬーべークラスに襲来した時の回です。
当時リアルタイムで読んでいた時もびっくりしました。ブログタイトルにある通り僕は1985年生まれの人間なので当時は小学生だったが中学生だったかだと思います。
あの頃僕はまだ10代。純粋な瞳でるろうに剣心の熱き志に胸打たれていた時代です。(るろうに剣心実はそこまで詳しくないけど。)
そうそんな僕が、まさか今から読もうとしている漫画の中で着衣が浮遊するとは思いもしないじゃないですか?僕は夢か幻でも見ているんじゃないか。そんな思いにとらわれた同世代の人間はごまんといるかと思います。
そして時を超え改めてこのシーンを見るにつけ、
「まあこの辺がピークだろう」
と高をくくっていたのですが…。
パンツに変えられた広たちを(はいて)救え!
やっぱり記憶よりすごいな!
いやこれレビューというか、どう説明したらいいんでしょう。
いや説明することなんてできません。一体誰が説明することができるでしょうか?そして誰に説明すればいいのでしょう。一体どこの誰が誰に、
「下着になった男子を履くことで彼らを元の姿に戻そうと試みる」
ーーーそんな熱い友情のシーンなんだ、と熱弁することができましょう。(いや友情とも違うか…?)
そして展開だけでなく描かれている絵もぶっ飛んでいます。
(この頃は規制が緩かったからこういう漫画が結構あったんだろうな)
そう錯覚しそうになりますが冷静に考えたらこんなシーンこの漫画以外で一度も見たことがありません。
当時も今もこのカオスは唯一無二です。
ところで
「こ こいつら感覚そのまま残ってるわよ」
というセリフは本当に必要だったのでしょうか。一体僕たち読者の何の想像力を拡張させてくれようとしたのでしょう。
(アニメ化もされるほどの一時代を築いた作品だからそのセリフ1つ1つに深い意味があるはずだ)
その思いでこのセリフの意図を考えますが全く皆目検討がつきません。僕の敗北です。
とどまることを知らないカオス
てかカオスまだ続くの!?
これもどう説明していいものか…。モザイクだらけでわけがわからなくて申し訳ありません。ただ左下に、
「ど根性ー!!」
というセリフがありますがこれはおそらくど根性ガエルのパロディなんじゃないかと思っています。
でもど根性ガエルは上半身の衣類なので適切なパロディと言えるかどうか…。
などと真面目に語ってしまうあたり僕はどこまでも果てしなく紳士だなと感心しています。
………それ以外に何か語ることありますか?紳士の僕たちが。
「真面目に漫画を分析しています。」ーーーそんな顔で、いや仮面で生きさせてください。
……さて眠鬼によって下着に変えられた男子たちが無事に元の姿に戻れるのかも気になるところですがそれはさておき、文庫版18巻で最も好きだった感動回の感想を最後に書きたいと思います。
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ぬ~べ~復活回(あぎょうさんの回)
あぎょうさんの回です。
「散々眠鬼の回の話をしておいて急に別の回の話をするなんて!」
そう言われるかもしれませんが改めて読んで感動してしまったんですよ。ぬ~べ~があの決め台詞をひさびさにフルで言ってくれたので…。
しかもめちゃくちゃいいシーンで。
個人的にはリアクションを取ってる生徒たちの顔もめちゃくちゃいいなと思いました。この表情が感動を何倍にも増幅させてくれます。
「よかったね、本当に待望の、待ちに待った展開が待ち受けていて良かったね」
---彼らの表情を見ていると心の底からそんな気持ちが湧き上がってきます。
おわりに
ということでぬ~べ~18巻をレビューしました。
18巻の中で本当にごくごく一部だけを引用してレビューしたのですが全体的には今回もバラエティに富んだ内容でよかったです。
そして改めて思うんですが眠鬼の回は本当にすごいですね。眠鬼は地獄からやってきたキャラなんですが、大概地獄なんていう場所からやってくる敵キャラは恐ろしい存在というのがベターかと思います。しかしこんな奇想天外なギャグキャラを放り込んでくるとは…。真倉翔先生と岡野剛先生の思い切りのよさに感服です。
(※そういえば別のエピソードになりますけど魔女みたいな風貌の先生が悪魔を召喚するような回もあったな…。あの悪魔も結構なギャグキャラで印象に残っているんですが何巻だっただろう?)
悪魔の召喚の回といい、眠鬼の回といい、「緊張と緩和」というかシリアスとギャグのメリハリのつけ加減が絶妙でやっぱりぬ~べ~は面白いなと思わせられました。
(※引用の範疇を超えてしまうのが怖いのであまり画像を引用しませんでしたが、実は眠鬼の回もシリアスなシーンがあったんです。)
といったところで今日は以上です。