進め!対戦ぱずるだまの思い出~当時の説明書を読みながら~【感想/レビュー】

の説明書。ゲーム内に登場するキャラクター達が快活に躍動する元気いっぱいのイラスト。※このページで引用している画像は全て本書からのものです。
子供の頃好きなゲームがありました。
「ぱずるだま」というコナミが発売していた落ちものゲームです。
ぷよぷよみたいにいろんな色のボールが真上から降ってきて、同じ色のボールを三つ並べると消える。そんなシンプルルールのゲームでした。
今回はそのゲームの説明書を眺めながら懐かしい思い出に浸りたいと思います。
ペンクローの思い出

さてまずはペンクローについて触れたいと思います。
このキャラクターは「ぱずるだま」第一作にも第2作にも登場しているレギュラーキャラです。
(※本書で紹介している進め対戦ぱずるだまは第2作にあたる)
このキャラを眺めていると家族で温泉旅行に行った時のことを思い出します。
昔は温泉旅館に小さなゲームコーナーみたいなのがよくありました。親から100円玉をもらい、しょっちゅうやっていたのが、このぱずるだまシリーズのアーケード版でした。
(※アーケード版=第一作。のちに PlayStation から発売されたツインビー対戦ぱずるだまのおまけとして収録されたため、ゲーセン以外でもプレイできるようになった)
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ゲームを開始すると、決まってペンクローを選んでいました。連鎖時のボイスが気に入っていたからです。
そしてペンクローを駆使し大活躍…といいたいところですが、僕はパズルゲームが好きなくせにパズルに弱かったのでだいたい三戦目ぐらいで負けていました。何とか連鎖をしてペンクローをしゃべらせたいという思いで頑張っていました。
この真紫のボディを見るたびに、その時のことを思い出してしまうのです。
新キャラの思い出

さて冒頭で触れたとおりこの「進め!対戦ぱずるだま」はぱずるだまシリーズの第2作に当たります。
その第2作ではとても個性的なキャラが登場しました。中でもこのチェリーというキャラは印象に残っています。
やたらとねちっこく喋る。かつ、変に色っぽい。声優さんはボイスの収録の際恥ずかしくなかったんだろうかという無用の心配をしてしまいます。
元英会話スクールKOVAの先生をしていた
という設定が書かれていますが…これはNOVAのパロディでしょうか。この辺もいろいろ懐かしいですね。NOVAウサギのゲームとかもあったよなあ。
でもこの頃が最盛期で、NOVAもあまり名前を聞かなくなりましたね。
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何となくセンチメンタルな気分になってしまったので話題を変えましょう。
「進め~」版ぱずるだまのルールの思い出

ゲーム中の画面です。
この画面は本当に懐かしい。今にもキャラクター達が喋りだしそうにさえ感じます。連鎖することにキャラがしゃべりだす仕組みなんですが、確か5~7連鎖目ぐらいまでボイスのパターンがあったと思います。
ちなみに右側のキャラは沢田まゆという名前です。
このキャラクターも一作目からの続投組ですね。ペンクロー同様、ぱずるだまではわりとメインどころのキャラだと思うんですが何故かコギャル化しました。(1作目は割と普通の女子高生)
「~って感じ?」みたいなコギャル言葉を連鎖の度に叫んでくれる楽しいキャラです。
おわりに~パッケージの裏とファミ通だけを頼りに目利きしていたあの頃~

さて最後はソフトの裏面の画像でも眺めましょう。
このプレステソフトの裏面を見ているとネットがなかった時代を思い出します。この微々たる情報を食い入るように見つめ、
「このソフトは本当に面白いんだろうか?」
と古物商の目利き職人のような気持ちでいた頃を懐かしく思い出します。
あの頃はこのパッケージの裏面か、ファミ通か大技林に頼るしかなかった。情報源があまりにも少なかった。あの時代を生き抜いてきた人間は皆砂漠を旅する放浪者だった。インターネットという情報のオアシスを手に入れるまではみんな…。
砂嵐のなかをさまよう放浪者だったんだ。
そんな思いを抱きつつ、今日はこの辺で。