「ワギャンランド」の思い出。~当時の説明書を眺めながら~【感想/レビュー】
ああ、この紫のロゴ!
タイトル画面で表示されるこのグラデーション文字、懐かしい…。右上には遊園地みたいな面(長い滑り台みたいなやつがあるステージ)に出てくる女の子ボス。そして垂直に飛び跳ねるバネみたいな敵も。
何もかもが懐かしい…。
ということで、今日は初代「ワギャンランド」(ファミコン)の説明書や箱を眺めながらレビューにいそしみたいと思います。
レビュー
箱裏
★ボス敵との勝負は、しりとりか神経衰弱だ。…手強いゾー!!
の「ゾ」の部分に時代を感じます。一体いつから『冗談を言うとき最後の一文字が「ぞ」だった場合カタカナに変える』というノリが失われてしまったのでしょうか。
これは日本が世界に誇るべき最大の言語文化だと思っているのですが…。我々は貴重な文化資源を放棄してしまいました。
そういった僕のざれごとはさておき、いよいよ説明書を開いてみましょう。
設明書オープン!
表紙はパッケージとほぼ一緒です。改めて見ると、背景のウニョウニョしたピンク色の効果線は、実は効果線ではなくまさにロング滑り台そのものですね。さんざん冒頭でその話をしていたのに、漫画的なエフェクトだと思っていました。がっつり滑り台です。
だから滑り台ステージの女ボスが右上にいたのか…。今更気づきました。
ポケモンの説明書のようないきさつまみれ
さて説明書の内部ですが…
あれっ!?…なんか既視感があります。
過去にレビューしたポケモンの説明書のように主人公キャラたちがいきさつまみれになっています。(→ポケモンリーフグリーンの説明書を眺める会会長。)
主人公とライバルをドカンと配置し、その周囲をあらすじで埋め尽くすというやり方が昔は常識だったのでしょうか。
ちなみに僕はこの配置が個人的に大好きです。
加えて数十年ぶりにドクターデビルの顔が拝めたのも満足ポイントです。
ロックマンの「ワイリー博士」。ツインビーの「ワルモン博士」。そして、「ドクターデビル」。この3人を並べてみたいですね。何らかの化学反応が起きて、地球上のすべての島が宙に浮くかもしれません。
僕は何を言っているのでしょうか?
マップ画面に悶絶
うおおお…。懐かしい。ワギャンランドのマップ画面です。
ゲーム画面をそのまま「写ルンです」で撮ったかのような荒い画質ですが、しっかりとあの日瞳に焼き付けた「ワギャン」の「ランド」が確認できます。
完全な一本道ではなくいくつかのルートがあるんですよね。なんかいろいろ思い出してきました。
右上のでかいワギャンのシンボルの周囲は(仲間が敵に連れ去られたため)ゴーストタウン化し、そのそばの十字架の下に兄が眠っている…。
そういうほの暗い展開もあるので、当時は子供ながらに「なんか怖っ」とも感じましたが、だからこそ何十年たっても記憶に残るゲームになったんだなあとも思います。
ただ悪魔の木の顔面は怖すぎるので、どうでしょう。
一生のトラウマにさせていただくってことでよろしいでしょうか?
2者択一のアイテム
ご存じ「スーパーワギャナイザー」(画像左)です。
ステージの途中でゲットできる、ワギャンにとっての秘密兵器…。この「スーパーワギャナイザー」を使えば、今まで「固める」だけだった敵を画面外に吹っ飛ばすことができます。
しかし残念ながらいつかは手放さなくてはなりません。なぜなら、もっと最高の空中浮遊機器「ワギャコプター」(画像右)を手に入れなくてはならないからです。
どういうわけか、それらの兵器を二つ持つことは許されないのです。もちろん、「ワギャコプター」のほうをあきらめることもできますが、「ワギャコプター」のほうがラスダンの攻略が簡単だった気がします。
というか「スーパーワギャナイザー」を選んでエンディングまで言った記憶がありません。「スーパーワギャナイザー」とは、いずれは別れる運命なのです。
そういえば昔、夏休みのほんの短い間だけ一緒にサッカーをして遊んだ別の学校の友達がいました。
彼も「スーパーワギャナイザー」だったのでしょうか?
おわりに~隠しワープゾーン
さて最後は、ワープゾーンに関してのページを見ながらお別れです。
音波砲が当たるとピカッと光るところがこの島にいくつかあります
とあるように、ワギャンの声を「無」にぶち当てると、キラキラ光る現象がありました。これも異様に記憶に残ってます。ワギャンをやってたのなんて小学校低学年の頃なのに…。
いろいろ思い出して郷愁に呑まれてしまいそうなので、この辺で。
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