懐かしいあの頃の絵柄で描かれた金田一少年/金田一37歳の事件簿の感想

金田一37歳の事件簿/講談社(イブニングKC)天樹 征丸 (原著), さとう ふみや (著)※このページで引用している画像はすべて本書のものです。

 

懐かしい絵柄にひかれてつい買ってしまいました。

結論から言うと「買ってしまって大正解」だったんですが、とにかく今日はこの本の話をします。

(犯人などのネタバレは無いですが、懐かしの登場人物についてのネタバレあります)

 

レビュー&感想

 

「俺の知ってる金田一」がここにはある

まずはこの絵柄を見てくださいよ…。

まさに小学生の頃に読んでいた金田一少年の事件簿そのものな絵柄…。近年発売されていた金田一は、デフォルメした絵柄になっていてちょっと違和感があったんですが、この絵柄に戻ってくれた!

それが最高でした。

 

しかも…。

 

剣持&明智警視もそのまま

「剣持のおっさん」と「明智警視」も昔の絵柄とほぼ変わらない。

しかも2人とも1巻時点で登場してくれたのがめちゃくちゃうれしかったです。

ただなぜか美雪は一向に登場しないので、それは何か深い理由でもあるのか?何かの伏線か?と思ってしまうんですが、…うん、それはまた何かあるんでしょう。どういう状況で金田一と再会するかが楽しみです。

昔みたいに「はじめちゃん」って呼んでくれるのか、それとも長い月日で関係性が変わってたりするのか…。ちなみに金田一はいまだに独身なので、結婚してるのかどうかも気になります(たぶんしてないような気もするんですが、あえて予想を裏切ってきたりして…)。

ということで美雪は登場しないんですが、代わりにニューヒロインが登場します。

 

新たな金田一のパートナー

ニューヒロインの「葉山まりん」です。

素直でまじめでかわいいという3段仕込みのいいキャラしてます。原作(「金田一少年の事件簿」)で金田一は美雪に対して様々な妄想を抱く(そして失敗する)…というコメディを演じていましたが、今作はこの子に対していくつかの妄想を抱きます。

ちなみに↑の画像で、今はなき「オペラ座館」に乾杯しちゃってますが、別におかしくなってしまったわけではありません。ガチでまたオペラ座館に突入することになります(ちなみに2度目は小説版で突入済み)

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おわりに

さてそんなわけで「昔の金田一」に戻ってくれた…それだけでおじさんは幸せだよ…という遺言を、葉山社員に遺して幕を閉じたいと思います。

というか冷静になってみてみたら、葉山さんまだ23歳…。「金田一37歳」と14歳も差があるじゃないですか。この漫画のエンドが葉山社員との結婚だったらめちゃ意外な気もしますが、そういう展開も個人的にはありかなあ。

あ。

それと、一切紹介してきませんでしたが、この漫画は本格推理マンガです。一番肝心なことを書くのを忘れてました…ただのスピンオフじゃなくガチの正統続編です。単純に面白いです。補足はそれだけです。じゃ!