じゃじゃ馬グルーミン★UP!最終巻(最終回)を読む。【感想/レビュー】※ネタバレ注意

「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」文庫版14巻/作・ゆうきまさみ(小学館文庫)※このページの画像は全て本書からの引用です


買ってきました。

「じゃじゃ馬グルーミンアップ」の最終巻です。
小学生か中学生の頃に夢中で読んだ漫画のひとつなんですが、最終巻を読んだことはありませんでした。(打ち切りかどうかすら知りませんでした)

そして今それを読み終わり思ったこと。

最終巻を丸ごとレビューしたい!

…しかしさすがにそれはできません。

泣く泣く最終話のーーーそしてそのごく一部のシーンに絞ってーーーレビューしたいと思います。

※この先重大なネタバレがあるので注意してください。





感想&レビュー

駿平とひびき

↑安堵の涙を流す駿平、笑みを浮かべるひびき

最終回の扉絵です。

駿平とひびきの性格・表情の違いが、この扉絵上でもはっきり分かれてるのが見えて何ともいいですね。実はこの最終回の一つ手前の回で、駿平(とひびき)は親になったのですが、ぼろ泣きしてる駿平の「頼りなさ」がいい意味でほっこりします(それだけ安心したのでしょう)。

「え?親になったってどういうこと?」

と思うかもしれませんが…

そうです。
駿平とひびきは付き合っていたのです。

僕自身、冒頭で書いた通り「じゃじゃ馬~」を途中までしか読んでいなかったので、このハッピー超展開については、知りませんでした。なので僕同様、途中までしか読んでいなかった方はさぞ驚いたことでしょう。

しかし二人が幸せならそれでいい。

そうか二人は付き合ってたんだな…と思いながらページをめくると、僕の眼前に飛び込んできたのはさらなる驚きでした。

他の姉妹3人の、その後も描かれていたのです。

たづな

↑ノンフィクション小説を書く、大人になったたづな。(となりの駿平そっくりの男の子は、駿平の息子)

最終回は後日談の嵐。「じゃじゃ馬~」に登場したメインキャラ達のその後が描かれていました。

まずはたづな。

彼女は年を重ねショートヘアのメガネ女子(女性)になってました。幼い頃の面影がなさ過ぎて、やや驚きました。

※この記事を書いてからしばらくたって、「じゃじゃ馬グルーミンUP」のキャラ画像を初期・後期で並べて、比較してみる。」という記事を書いたんですが「1巻の時点」→「14巻の前半時点」までにはそこまで変化はなかったんですが、さらにその後のたづなは激変してますね。でもこの激変後の「メガネ女性」版もよくよく見たら面影が残ってるかもと感じます。目のパーツなんかほぼまんまですね。

さて、ところで…

あの問題児はどうなったのか?と思いながらまたページをめくると、…



ひづめ

↑仁王立ちで金銭の受諾を迫るOL・ひづめ

ひづめ。

そうですこの子はひづめです。
姉妹の中でいちばん幼くいちばん元気で、「じゃじゃ馬」というイメージにピッタリな子でした。

現在は若干ケバい感じになってますが、28歳という年齢を考えると別に違和感はないのかもしれません。それにしても、末っ子のひづめが化粧をしているところを見ると、時が流れたんだなあという感じがします。

「都会にあこがれる田舎の女の子」だったのが、今や首元にネックレスさえ携える存在になろうとは。そりゃ仁王立ちで自己主張もするわといった感じで、おじさん(僕)は驚嘆しています。

あぶみ

↑首をかしげる姿、アンド泣きぼくろが相変わらず色っぽい長女・あぶみ

あぶみさんは38歳の主婦です。あまりイメージが変わりませんね。

「いやめちゃめちゃ変わってるじゃないか」

という人が仮にいたら出てこいと思います。勝負してやろうじゃないかこの野郎と思っています。もちろんそれは冗談としても、僕の中では全く変わっていないように思います。

相変わらず美人なお姉さん感が120%解放されてる気がします。

ただこのコマを見るに「天然」は治っていないようですね。明らかに迷子になってる感じがしますが、大丈夫なんでしょうか。この辺はむしろ治ってなきゃいけない部分だったのかもしれません。

…でもこれでいい。

これがかわいい。顎のあたりに人差し指を添わせて首をかしげるポーズも相まって最高です。今38歳らしいですが、108歳までこの感じを貫き続けていただきたいかと存じます。

【追記・2023年8月16日】ーーー

最終回のラストページに関する記述を削除しました。

「最終回の発表から20年以上がたっている」
「レビュー/感想/批評が目的である」

とはいえ、最後の最後のシーンに関しては引用を控えたほうがいいかもしれないとおもいそうしました。(著作権者の方から削除の申し出があったわけではなく自主的に、画像と感想/批評を削除しました)
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おわりに

さてこれでレビューは終わりです。

他にもこの最終巻の中で引用したいページやシーンは何箇所もありました。


でもやっぱりできないんです。


さすがにたくさん引用しすぎると『引用』の範疇自体を超えてしまうんじゃないかと思うので…。

なのでちらっとだけ概要を言うと、

『いい意味意味で一巻と変わらない読み応え・テンポで面白かった』

『そしてそのゆったりとした独特のテンポ感のまま最終話に移行していくのが気持ちよかった』

他のページやシーンのざっくりとした感想はこんな感じになります。

気になる方はぜひ書店やネットで入手してください。

それではまた。

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