90年代後半が舞台のMTGマンガを読む。/「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」1巻【感想&レビュー】

↑「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」(1) (角川コミックス・エース)伊瀬 勝良 (原作)、横田 卓馬 (漫画) ※このページで引用している画像は全て本書からのものです。

MTGの漫画を買ってきました。

小学校高学年から中学生にかけて結構マジックザギャザリングをやっていたので興味があったんです。

しかも横田卓馬先生が描いている。(以前ジャンプで「背筋をピン!と」という漫画を連載されていた先生でその漫画も好きだった。)さらにこの漫画の舞台は1990年代後半。自分の世代どストライク。これは買うしかないなと思い買った次第です。

ということですべての人類を破壊するそれらは再生できない1巻の感想&レビューを書きます。

感想&レビュー

クールなライバルとの激闘…

↑第一話にしてクールなライバルキャラが登場!

いきなりライバルキャラが登場しました。

クールでかっこいい女性キャラ、しかもMTGの腕前は本物。これはなかなか展開に期待できるぞ!そう思わずにはいられない鬼気迫るバチバチなシーンです。

こういうライバルキャラ同士がぶつかるシーンはいいですね。

そしてもちろん早速MTG対決へとまいります。↓

ギャザ対決のシーン

出た!

ダウスィー!

ダウスィーですよ。冒頭で書いたとおり世代どストライクなのですごくよくわかりますよ。よくわかりますのですよこれは。MTGの背景(バックグラウンドストーリー)的にどういった立ち位置のキャラなのかは一切分からなかったけど、確かにこんな名前のクリーチャー達のカードを何枚か持ってました。

「シャドー」という特殊能力を持っていてプレイヤーに直接ダメージを与えるのに重宝した懐かしいカードです。

…でこんな感じの本格MTG漫画として進んでいくのかなと思いきや、別のワクワク展開も姿を現しました。↓

ラブコメ展開突入

↑クールなライバルが…

そうです。

ラブコメ展開です。

さっきまでクールでゴリゴリにこっちにマウントを取ってきたあの娘が赤面です。この物語の舞台的には90年代後半の話ですが漫画の展開的には最近のWeb漫画でよくある感じですね。

正直好きです。

最近買い集めている「魔都精兵のスレイブ」という漫画でもこういう展開があってこれはなかなか好物だと思っていました。まさかこの漫画でもこういう展開を拝めるとは。

というかむしろこの二人のラブコメが中心になってこの後漫画(ストーリー)が進んでいくとは。

MTGのパックと一緒、開封するまで漫画は中身がわからないものだなあと得心しました。

エクソダスからのレアリティ判別システム

↑新パック『エクソダス』発売!なシーン

あとこのシーン。

このシーンも結構印象に残りました。ちょうどエクソダスという新パックが発売されたというシーンですね。主人公とヒロインの女の子がワクワクしながらパックを開けてます。

このパックを学校に持ち込んでる人いたなあ…。

当時自分は中1だったんですが同じクラスの友達が持ち込んでました。今思えばいち早く入手したことをみんなに自慢したかったんでしょうね。この時期は1パック15枚で500円ぐらいしたので財布に響いたのとかも思い出します。

画像のようにレアリティが判別できるようになったのもこの弾からでした。色々思い出すなぁ。それまではカード一覧表みたいなプリントをカードショップかどこかからもらってそれを眺めながら自分の手持ちのカードがレアかどうかを判別してました。

それが一目瞭然!

この弾からはあのエキスパンションのマークを直視するだけでレアかが分かるようになったんですよね。ちなみにそのおかげで一パックに1枚はレアカードを入れてくれてることを知りました。

…などと色々語ってきましたが最後にこの漫画についてもう少しだけ語ります。

おわりに~喧嘩した二人の未来は~

主人公と喧嘩し絶交状態のヒロイン。しかしその主人公の悪評を聞いてしまい…

さて感想はそろそろ終わりです。

最後はこのシーンを眺めましょう。なんだかんだ仲良くなった主人公とヒロインが再び仲が悪くなってしまった後のシーンです。

絶交状態のヒロインは主人公に悪態をつくようになってしまいますが…しかし。

主人公の悪口を言う第三者の噂話を聞き複雑な表情になってしまってますね。…この二人は一体どうなってしまうのでしょうか。そんなストーリーテラーじみたことをつぶやいている俺は一体どんな立場なんだ。そんなことを考えてしまいます。

ちなみに一巻の終わり頃に喧嘩の着地点が見えてくるわけですがそのシーンが結構良かった。と言うかこのシーンが書きたいからこういうタイトルにしたのかなぁとすら思いました。

そんな感慨を一人で勝手に感じつつ筆を置きたいと思います。

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