烈火の炎を懐かしみながら久しぶりに読んでみる【感想/レビュー】
急に烈火の炎を思い出し、読みたくなってきたので買ってきました。
烈火の炎とは僕が小学生ぐらいの頃に流行っていた漫画です。ドラゴンボールや幽遊白書のように天下一武道会的なトーナメントが開かれたりしつつ熱いバトルが繰り広げられる。その世界観が何とも好きで読んでいたことを昨日のことのように思い出します。
ということでこの思い出深い烈火の炎の、たまたまブックオフで売っていた文庫版の3巻を読んで感想を書きたいと思います。
感想&レビュー
この構図は…
まずは本書を読んで一番懐かしかったシーンを読みます。
上図のシーンは風子という女性キャラクターが敵キャラクターをぶっ飛ばすシーンです。この敵キャラクターは倫理観が少々バグっていて風子をずいぶん悩ませていたのですが、最終的には風子が鉄拳制裁を加えスカッとする的なそんなシーンです。
「熱筆!まんが学園」のレビュー記事でも書きましたが僕は案外風子というキャラが好きでした。
しかしこのキャラが好きだからという理由だけで思い出深いのではなくこの大きなコマでキャラクターが敵キャラをぶっ飛ばして宙に浮かせるみたいな構図がなんか好きなんです。
幽遊白書の桑原対吏将戦とか、ミラクルランジェリー(※)のワンシーンでも出てくるこの構図。
(※)→帯ひろ志先生の「ミラクルランジェリー」1巻を読む。【感想/レビュー】
昔は割と少年漫画で見かけた気がするんですが最近は見なくなりましたね。なので余計に懐かしく感じられます。
八竜と烈火
あとこのシーン↑も好きだったなあ…。
主人公の烈火が8匹の炎の竜を自分の体に取り込んで味方にしようと頑張るシーン。主人公がどんどん強化されていくワクワク感は少年漫画の王道でした。
ドラゴンボールのように修行や戦いの末戦闘力が増えていくというのもなかなか気持ち良かったですが烈火の炎のように龍が1匹仲間になるたびに烈火の「炎系統の技」のバリエーションが広がるというのもなかなか素晴らしかった。
特に一番最初に飛び道具系の技が使える炎の竜を取り込むというのは意外で良かったです。
飛び道具は割と最後になりそうなイメージですがそこから始まるってことで、他の竜は一体どんな技を持ってるんだ?と想像力が刺激されるのが最高でした。
シャンクス…
「腕1本惜しくはないぞ!」
「烈火の炎」(文庫版3巻)安西 信行 (著)/小学館
と敵キャラが心情を吐露しているシーンです。
ちなみにこれはすごく感動的なシーンで大好きなんですが今見るとシャンクスの発言に感じます。目の前にいるのは麦わら帽子をかぶった少年でしょうか。……いいえ、主人公の烈火です。
お前のためなら腕一本惜しくはないという心境に至ったキャラクターがシャンクス以外にもこの世に存在する。その事実を烈火の炎を知らない全ての人間に伝えたいという衝動が湧き上がって止まりません。
そんな思いからこのシーンを引用させていただきました。
と最後は少しふざけてしまいましたが個人的にすごく思い出深い作品なので改めて読み返してみて良かったと思います。
ちなみにこの坊主はまあまあ強いです。
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