小野敏洋(おのとしひろ)さんのMTG漫画『MAGIC―URZA&MISHRA』を買ってきたからいまさらレビュー
※このページで引用している画像はすべて本書のものです。
「あれっこれバーコードファイターの人のじゃん!」
てな感じで、古本屋で発見しました。
かつて、僕が小学生の頃におのとしひろさんという漫画家の方が連載されていたコロコロコミックの漫画「バーコードファイター」。その作者がマジックザギャザリングの漫画も描いていたなんて感慨深いですねえ。
さっそくレビューをしつつ、見てみましょう。
どんな漫画かな…。
【レビュー】
●目次
全8回。
結構なコンパクトさです。しかも全1巻です。どのようなラストを飾る作品なんでしょうか…。ちなみに目次下部で向かい合う二人がウルザとミシュラです。この画ではバリバリに成人男性してますが、物語前半では少年の姿からスタートします。
そしてその第1回が…。
ほやっ!?
な・なんか…
懐かしい!!
この絵柄よ…。晴天の空を見上げる主人公よ。これこれ。
『バーコードファイター」終了からあまり時を経ていない、2000年発行の漫画だけあってあまり絵柄が進化していないのがイイ。近年の(著者の)作品は線がシャープですごくきれいになってるんですけど、僕的に懐かしいのはこの絵柄なんだなあ…。
いいですねえ。
そんでもう一方の主人公はというと…
なかなかなハンサムさん。しかもなんだか知的なせりふを口走っている。ちなみにページ下部でのちょっとおちゃらけた感じのシーンは、やはり『バーコード〜』感があってこれも懐かしかったです。こういうギャグっぽいシーンもいいですよねえ。ほんわかして。
なんて思ってたら……!!
うわあ!!!
うわっ、うわっ、…うわわわわ!
や…。。闇落ちしてる!
何となくページをパラパラとめくっていったら、闇落ちしちゃってた!序盤では前述した通りの理系ハンサムガイだったキミが…!?中盤付近のページではご覧の通りのカタキ役っぷり!
サスペンス!
…はあ…はあ…。
い、息を整えて、じゃあこちらでも眺めようか…。
●デジャビュたち
ヤドカリくん…。
また会えたね…。ヤドカリくんなんでしょ?そうでしょ?
…違うの?確かに目つきが何か…魔のモノっぽいから違うか…。じゃあ、そうね。うーん…。
よし、じゃあこっちはどうだ?
君はあいつだろ?
うん、ダッシュビートルだ。角がついてないからメスに違いない。ビートルではありえないような、ハグを伴うパワープレイを繰り広げてるから絶対違うような気がしてきて不安だけど、ビートルなんでしょ?
違う?
……。。そう、違うのか…。
じゃあ、これは?
古代バーコード文明でしょ?
『バーコードファイター』の後半に出てきた、マザーコンピューター的な何かなんでしょ?違う?
そうだよね?
絶対違うよね?…。
そうだよね…この漫画はマジックザギャザリングのやつだから絶対違うよね…。
そう、違うんです。
気づいてたと思いますけど全然違います。本気にしないでね。
でもこんな感じで、著者お得意(?)のかっこいいメカ的デザインのキャラや、物々しい遺跡的なモノも拝めるのでなかなか面白かったです。
ところで、この漫画には女性キャラも出てきます。
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●忘れちゃいけない女性キャラ
さて、小野敏洋先生といえば、可愛い女の子キャラです。
(※厳密にいえば『バーコード〜』のさくらは男の子?ですが。)
以前、「太陽の少女インカちゃん」という小野先生の作品をレビューしたときにも女性キャラを紹介しました。
今作にも様々な女性キャラが出てきます。↑はその一人で、どんな感じで主人公とかかわるかはラストへのでかいネタバレになりそうなので伏せますが、なかなかにキュートです。
ちなみにお気づきかもしれませんが彼女は表紙の中央に陣取っていたガールでもあります。もはや主人公かってくらいの絶大なる存在感。
ちなみにお姉さん的なのも出てきます。
カスミの姉貴並みのお姉さま感を醸し出すやさしげレディがご登場。↓
ご覧の通りのタレ目感。ハートを射抜かれてなんぼな素敵なたたずまいです。
とこんな感じでばっちりヒロイン枠も満たされている独特のマンガでした。
それでは今日はこの辺で。