マンガ版・幻想水滸伝3最終巻の感想を。 ※ネタバレ注意

「幻想水滸伝Ⅲ ~運命の継承者~11巻」(完) /志水アキ(著)(MFコミックス)

コミカライズ版幻想水滸伝3の最終巻です。

原作のゲームを一通りプレイしたことがあるのでストーリーの概要に関しては元々わかっていました。なので結構飛び飛びでコミックスを集めて読んできたのですが…。

とうとう最終巻を読みたいと思います。

【注意!】
この先最終巻に関する重大なネタバレがあります。知りたくない方はブラウザバックをすることをおすすめします。

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感想&レビュー

1と2の主人公

↑ルックが見た未来には1の主人公の姿が…というシーン

1と2の主人公たちです。

まさかこの2人が見れるとは。(原作のゲームでもこういうシーンあったっけ?)最終巻のルックの回想シーン内でルックが未来を見るのですがその映像の中に少しだけ彼らの姿を拝むことができました。

↑先ほどとは別のページ。やはりルックの観た未来には主人公(今度は2の)がいる

直接的に幻想水滸伝3のキャラとの絡みはありませんし何だったらこのシーンぐらいでしか彼らのご尊顔を拝むことはできませんが、志水アキさんのタッチでこの絵を見れて嬉しかったです。

自分は幻想水滸伝は3が一番好きでその次に1が好きなのでこの主人公には思い入れがあります。この姿を見るだけでクロウリーを洞窟で探し回った日々やミルイヒオッペンハイマーとかいう単語が脳内によぎります。

ちなみに少し前のページでは…。↓

レックナートちゃんも出てきます。

なぜかちゃん付けしてしまいました。一番ちゃん付けが似合わないキャラだと思いますが美しい黒髪と怪しい雰囲気のこのキャラ…。幻想水滸伝を1から知ってる人ならこのキャラも出てくるのか!となるようなシーンだと思います。

……と書いててふと思ったんですけどもしかしたら他の巻でもこのキャラたちは出てきてるんでしょうか。以前いくつか志水先生の幻想水滸伝3を読みましたが、冒頭で書いた通り飛び飛びでしか読んでないのでもしかしたら他の巻でも出てきてるのかな…。

だったら他の巻もまた読んでみようかな、なんて考えつつさらに他のページを読んでいると…

ヒューゴとルック

↑怒りを示すヒューゴと不敵な笑みを浮かべるルック。正反対だがどっちもかっこいい

めちゃくちゃ格好いいシーンが現れました。

バチバチに対立するヒューゴとルック。キャラの個性が真反対のもの同士が火花を散らすシーンは本当にいいですね。

やっぱり最終巻だけあって今回ではいろんなイベントが目まぐるしく起こるんですが個人的にはこのページが一番好きだったなあ。

うまく言えないんですけどページにめちゃくちゃ熱があったんですよ。今手元にあるコミックスをパラパラ見返してもこのページが一番なんか熱いなと思います。

この僕の思いが伝わってるかどうか不安になりつつもさらに別のページを読むと…。

↑(ルックと色々あったにもかかわらず)ヒューゴはルックの安否を気にしている…というシーン

さて物語は佳境に入っていきます。

この後のシーンがね…またいいんですよ。いやいいというか、ちょっと切ない部分もあったりするんですけどその描写がすごく良かったんです。

何だったらゲームよりも演出すごく良かったんじゃないかな…。いやゲームあってこそのこの漫画だと思うから両方すごいんですけど個人的な好みで言うと漫画版の方が好きでした。

(具体的な展開自体はそこまで違いはないと思うんですけど何度も言うように演出が好きです。)

あと最終回は賑やかで楽しげなシーンと静かなシーンが両方あって色々と(良い意味で)感情がこんがらがってしまったのですがその点も含めて楽しめたなと思います。

終わりに

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ということで幻想水滸伝11巻の感想を終わります。

というかこの最終回とか見てたらゲームがやりたくなってきますね。1と2に関してはスクエニのHD2Dに近い豪華なリマスターが現在制作中らしいですけど、3もリメイクとかやってくれないかなあ。

でも3をリメイクするの大変だろうな…。

さすがにドット絵のHD2Dでデメイクするわけにもいかないし(個人的にはそんな3もやってみたいんですけどね)、かといってキャラクターそれぞれにファンがついている3のキャラたちを3Dモデルにするのもめちゃくちゃ大変だろうし……。

などとゴニョゴニョ考えつつそろそろこの辺で閉じたいと思います。